洗濯人間　あらうんダ～02　

ご飯を食べるとき、

おネーちゃんは小生の隣が指定席に御座います。



かーちゃんの作ってくれた美味しい夕食を口に運んでいるそのさなか、

「あのネ　父ちゃん。私ね、髪を切りたいの。」



夏に入るころ、気温も上がりムシムシしてきたので、

髪を切ったら？と皆にすすめられているおネーちゃんがおりました。

でも、彼女は「髪を伸ばして、おしゃれしたい」と言い、

暑いのをガマンし　夏を乗り切って参りました。



しかし、

その夏が終わろうという、今になって・・・・。

髪を切る　そう申告して参りました。



そう、とても　深刻な面持ちで。



でも、

なぜ小生に申告するのでしょう？





そう言えば、いつの間にか、おネーちゃんの一人称が『私』になっておりました。

ドンドン大人びてくる　おネーちゃん。



『髪を切りたい』と、大人びてきた彼女に言われて、

ドキッとしてしまう小生。



なんか、昔ドキッとするような思い出があったけかなぁ～？



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